秋葉原で触ったゲーミングマウスパッドの感想です。
動かしたときの手に伝わる感覚の強さ(滑走時と初動、切り返しの総合)をフィーリングと表現しています。
どれもちょっと触ったときの体感なので実使用時との差や感じ方の差はあると思います。ただ、少しの感想でも残しておくべきだと思うので一応公開。
続きを読む気持ちとしては以下の記事の補足的な感じ。当たり前の話が多いのでまとめを先に置いてあります。
デバイスレビューについて考えていること:Gearz流行ってくれ - よたいーた
マウスパッドはレビューがないとなかなか売れなさそう。レビュアー増えてほしいけど、マウスパッドは比較が重要で言語化も難しいので参入の難しさが際立つ。
↓tier表とかスピード比較とかの表を簡易的に作れるやつです。私が作りました。(宣伝)
https://tiermaker.com/create/gaming-mousepad-tier-or-speed-16481957-2
単刀直入に言うと、マウスパッドはレビューや口コミがないと売れない。Twitter検索して見てる感じだと多分そう。
その主な原因はマウスパッドの多様化と高騰化だろう。新規マウスパッドがどんどん発売され、そんな中でポロンなどの高い素材やスクエアサイズ、限定イラストなどで高価になり、その上円安である。
そんな中レビューのないマウスパッドをどんどん買う人はほとんどいないし、その上感想やレビューを残す人はなかなかいない。なんなら英語レビュー等があってもそれをわざわざ検索して見て購入まで至ることも(よっぽど好評じゃない限り)稀有だろう。だって高いし。
実際、大手レビュアーがレビューを投稿したと思ったら、その製品(マウスパッドに限らないが、特にマウスパッド)を買ってる人を見かけるようになったなんてこともちらほら。結局のところ提供は重要だと感じる。
マウスと比べると、形状やサイズ、カタログスペックによる判断ができないのがまたレビュー頼りになりがちな原因。その点ではマウスパッドにおけるデザインの重要性も感じる。
複数枚のマウスパッドを持っている人なら大体わかってもらえるあたり前のことだが、マウスパッドのレビューは難しい。
そもそもマウスパッドの評価というものは、類似と相違が大切になる。そのため評価するために多くの人が持っているような別のマウスパッドを持っていて、それらの比較を十分にできることが必要だ。
マウスパッドの特徴を表す体感可能な要素として、主に以下が挙げられる。
・初動の速さ,引っ掛かり感
・滑走時の速さ
・滑走時のフィーリング(滑らかさ,ザラつき)
・切り返しの速さ
・硬さ
・反発弾性
・触感
どれもなんとなく体感ベースで説明することはできるが、これらを完全に切り分けて考えるのはレビューする側にもレビューを見る側にも無理がある。そのため大まかな使用感や他のマウスパッドとの差異を述べることでマウスパッドの特徴をレビューすることが多い。ある程度特徴のある要素についてのみ説明するのも丸いだろう。また、反発弾性と切り返しの速さや初動の速さは実際の使用感は似通った傾向を示す場合があり、これらをまとめて説明するのも効果的かもしれない。
マウスパッドの使用感は沈み込みによる影響が大きく、人によってマウスにかける力やソールが違うためレビューが常に説得力を持つようにするのもまた難しい。
また、マウスパッドの数が多すぎてすべてを実際に使ってレビューするのはたとえ金銭面に問題がなかったとしても難しい。特に多くのマウスやキーボードまで取り扱うレビュアーには無理。多分。
自分もマウスパッドレビューしたいけど、そもそもみんなが持っている比較対象用のマウスパッドがたいしてないことと、一言メモやGearzにメモしていること以上のことを言える気がしないので記事としては出しにくいなあという気持ち。
自分の考え共有シリーズ。
「プロが使っていないから」という話をよく聞く。また、プロの使用デバイスはコンテンツとしてとても人気である。
しかしながら、自身の環境をプロに寄せる必要はあるのだろうか?
例として、私が比較的詳しいOW競技シーンで見てみよう。OWでは、細かなエイムが比較的必要のないロールの選手だけでなくエイムに大きく左右されるヒットスキャンメインの選手でさえ、(デバイスオタクからすると)時代遅れの重いマウスやメカニカルキーボード、使い込んでボロボロなマウスパッドであったり安価なマウスパッドを使っている人が結構多い。
このようなことになる理由として、以下が考えられる。
つまり、新しいものを試す必要を感じていないということである。もちろん新しいものを試した上でもとに戻すこともあるとは思うが、その原因の多くは慣れだろう。よっぽどの理由がなければこのタイプの選手の真似をする理由はない。真似のためにデバイスを変えるくらいなら、今使っているものを使い続ける方がリスペクトになるとすら言える。
一方、オフシーズンになるとこの人毎日デバイス変えてない?みたいな選手も見かける。そのような選手は様々なことを考えて試したうえで最終的にデバイスを決めるので、その人と自分の好みが近いのであれば真似するのはおすすめである。
プロのデバイスを真似する理由の一つとして、強者を信じ、自身を信じていないというところがあるだろう。好みは人それぞれなのでデバイスを使っていく中で、自分で様々考えてみてほしい。
一方、インゲームやエイムが弱い人は参考にならないという意見も見かける。この意見を持っている人はデバイスに強さを求めすぎているのではないかと思う。ただ、弱い人の操作と強い人の操作の違いでデバイスの好みが変わってくることがあるのも確かだ。そこに関しては、自分の好みと違っていたらその人はあまり参考にしない程度に考えると気が楽になるだろう。
総じて私としては、自分の好みに近いデバイスをこだわって使っている人は強かろうが弱かろうが参考にすると良いと思う。余裕がある場合、とりあえず真似してみて自分で取捨選択をすることがおすすめ。
自分の考えを発信しよう週間。
マウスレビューは作る側も情報収集として見る側もなかなか難しい。形状を言葉や画像、動画だけで十分に伝えるのは困難であり、さらに手の形や持ち方によって使用感は大きく異なる。とはいえ、くびれや逆ハの字とEloshapesで分かるサイズ感などから自分に合わないマウスは分かるし、店頭で触れられないマウスは公式の情報とレビューありきで購入するしかないのでレビューはとても重要。
ビルドクオリティもレビューを見る理由となるほどの情報であるが、ほとんどのマウスはプレイに支障が出るほどの欠陥を持っていない。さらに、プレイに支障が出るほどの欠陥を持ったマウスはレビューされにくい。酷評したマウスのアフィリエイトリンクを貼っても誰も買ってくれないし、多くの視聴者/読者は人気のマウスを購入するときの検討の材料としてレビューを見るからだ。もちろん酷評をコンテンツとして昇華できるレビュアーもいるとは思うが、現状日本でのオタク向けデバイスレビューでそのスタイルはあまり見かけない。
以上の理由からマウスレビューを見て分かるのは公式サイトに書かれているような情報に加え、なんとなくの形状とコーティングが滑らないかどうか、クリック感、基本的に問題ないビルドクオリティについてなどが主である。DPIズレの確認やクリック遅延測定などレビュアーならではの検証もとても良い。ただ、最も重要な形状がなんとなくしかわからないのは問題だ。
ここで、従来の個人の動画や記事によるレビューとはまた違った、形状を知るための良いレビュー方法(理想論)がある。大衆レビューである。詳しくは後ほどの大衆レビューの項にて。
続きを読むモニターのリフレッシュレートについて、体感できるかどうかというのは昔から大きな話題である。リフレッシュレートの違うモニターを並べてブラインドテストをする企画もある。
例
https://youtu.be/tPXch8iAIIs?si=2k9jq7g53QwagBD1
https://game.watch.impress.co.jp/docs/kikaku/1501149.html
入力機器(マウス、キーボード、コントローラー…)のポーリングレートやラピッドトリガーは最近になって一段と注目され始めているが、やはりこちらも体感できるかどうかという点で議論が白熱する。
自分はこの体感論争を不毛だと感じている。体感できる人は体感できるし、体感できない人は体感できない。ただそれだけのことで熱い議論をしてどうなるというのだ。そもそも体感できると何が良いというのか。
よく考えたうえで私と違う意見を抱いたのであればそれはそれで正しい。ただ、よく考えず不毛な言い合いをするのはやめてほしい。そういった思いでこの記事を残す。
ちょっとしたきっかけで勢いで書いた文章なので言葉遣いがトゲトゲしてるかも。
続きを読む期待の中華卵型マウスであるZaopinのZ1 proをレビューしていきます。穴なし底面、500mAhモデルです。本体の値段は7000円ほどで、4kポーリングレート対応でドングルはまもなく発売開始されます。
自分は以下のショップで購入しました。注文から一ヶ月ほどで到着しました。(https://ja.aliexpress.com/item/1005006202845803.html )
※この記事はミオニDiscordのレビューフォーラムで書いたときのものを手直ししたものです。
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