デバイスレビューについて考えていること:Gearz流行ってくれ

自分の考えを発信しよう週間。

 

各種デバイスのレビューに対して思うこと

マウス

マウスレビューは作る側も情報収集として見る側もなかなか難しい。形状を言葉や画像、動画だけで十分に伝えるのは困難であり、さらに手の形や持ち方によって使用感は大きく異なる。とはいえ、くびれや逆ハの字とEloshapesで分かるサイズ感などから自分に合わないマウスは分かるし、店頭で触れられないマウスは公式の情報とレビューありきで購入するしかないのでレビューはとても重要。

ビルドクオリティもレビューを見る理由となるほどの情報であるが、ほとんどのマウスはプレイに支障が出るほどの欠陥を持っていない。さらに、プレイに支障が出るほどの欠陥を持ったマウスはレビューされにくい。酷評したマウスのアフィリエイトリンクを貼っても誰も買ってくれないし、多くの視聴者/読者は人気のマウスを購入するときの検討の材料としてレビューを見るからだ。もちろん酷評をコンテンツとして昇華できるレビュアーもいるとは思うが、現状日本でのオタク向けデバイスレビューでそのスタイルはあまり見かけない。

以上の理由からマウスレビューを見て分かるのは公式サイトに書かれているような情報に加え、なんとなくの形状とコーティングが滑らないかどうか、クリック感、基本的に問題ないビルドクオリティについてなどが主である。DPIズレの確認やクリック遅延測定などレビュアーならではの検証もとても良い。ただ、最も重要な形状がなんとなくしかわからないのは問題だ。

ここで、従来の個人の動画や記事によるレビューとはまた違った、形状を知るための良いレビュー方法(理想論)がある。大衆レビューである。詳しくは後ほどの大衆レビューの項にて。

マウスパッド

マウスパッドのレビューが何よりも好き。マウスパッドは種類が多く、比較して初めてマウスパッドの特徴をうまく伝えられる。レビュアーの経験値が試されるし、そのレビューを見る側も自身の経験に照らし合わせて使用感を想像できる。最高。沼。マウスの動かし方やマウスソールによって使用感が変わるのも奥が深く、レビューがあればあるほど嬉しい。レビューを参考にしながら自分の好みを探していきやすいためか早々にエンドゲームする人も多い印象。

マウスと比べて店頭で色々試すのが大変であり、そもそも店頭に置いていないものが多いこともマウスパッドのレビューとの相性を感じさせる。

その他

マウスソールレビューも地味に好き。自分で買って試すのが面倒なものなのでとても助かる。

ゲーム向けキーボードレビューはやや食傷気味であるが、打鍵音や使用感のレビューは新たにキーボードを購入したい人にはやはり必要。特に打鍵音は嘘をつかないのでレビュー動画向きで、提供や話題のキーボードのレビューは作り得とすら言えるだろう。

モニターレビューは増えろ。もっと買い漁って。KovaaKs頑張ってる人とかだとスコアも出してレビューできてさらにいいのになあ。頼む。ほんとに。(他人事)

大衆レビュー

Amazonのカスタマーレビューもある種の大衆レビューだけどちょっと違う話。

レビュアーというほどではないデバオタたちが簡単に製品紹介をするような形のレビューをしたり、自分に合わなかった点や微妙な点を紹介する。多くの人がそれをしたとき、例えば「このような手でこのような持ち方の人にはこのマウスは受けが良い」といった情報を得ることが簡単になる。

問題はみんなそんなに意識高くないこととそのためのプラットフォームが十分でないこと。

GearticsとGearz

大衆レビューのプラットフォームについて。さっきの話とちょっと被る。

秋葉原で触ったゲーミングマウスパッド54種の一言メモ - よたいーたで触れたように、自分はちょっとした感想でもできるだけ公開しておくべきと思っている。気になった製品があればすぐTwitterで検索するので製品名を含んだ感想ツイートに日々助けられているので。ただ、検索しづらい製品名だったりセール情報ばかり出てきたりするのが面倒。𝕏になってからOR @iが使えなくなってなおさら不便。そんな自分が初めてGearticsを知ったときのこれだよこれ感と初めてGearticsを使ったときのこれじゃねえ!!感はすごかった。

Gearticsではアフィリエイトによるインセンティブがあり、手軽に一言レビューができる。アカウントもTwitter連携でOKで製品も自分で一から登録しなくてよい物がほとんど。ここまでは最高。残念だったのはレビュー目的ではなく使用デバイス紹介用途に特化しているところ。大衆レビューサイトが欲しかったのにそうじゃなかったというだけでGearticsはきっと悪くない。

そして最近登場した類似サイトGearzは以下のような理由からレビュー方向にも使いやすいものだった。

GearzはGearticsと比べて

  • 著名ゲーマーが属性別に羅列されていて見つけやすい
  • 現状、ゲーミングデバイスに関心のあるキーマウプレイヤーが主に利用していて方向性が明確
  • バイスの使用用途をタグ付けできる
  • 製品に星をつけて評価できる
  • 製品の単体ページでは総合評価やレビュー一覧を見ることができる
  • PCのWebブラウザからの利用では全体的に見やすい
  • Amazon以外でのみ購入できる製品も多く登録されている
  • ただし、Gearticsほどの自由度はない

これだよこれ。もっと流行って。頑張って。みんなやって。

↓自分のプロフ もっとたくさん載せていきたいね

GEARZ | Review the World of Gaming Gears